みえないばしょに 




ねぇ ちがうんだよ
ねぇ ちがうんだよ

ぼくの てをひっぱって
きみたちのところに
つれていこうと しなくていいよ

ねぇ ちがうんだよ
ねぇ ちがうんだよ

ぼくは ただ ぼくじしんで のぞんで
きみたちの ひょうじょうが
きみたちの しせんが
とどかない ばしょにいる



ねぇ ちがうんだよ
ねぇ ちがうんだよ

ぼくは とても さみしいけど
そこに つれられていったところで
ちっとも らくにはなれなくて

ねぇ ちがうんだよ
ねぇ ちがうんだよ

ぼくが できるかぎり
さみしくない きもちでいるには
ぼくのすがたが ほかの だれにもみえない
ぼくから ほかの だれかのすがたがみえない
ここが いちばんで



ぼくは さみしいのがいやだから
ここまで にげてきたの
ぼくは もうたえられないから
ぼくなりに たいせつだったものだって
ひきちぎって にげてきたんだよ

きみが ここまで おいかけてきたら
ぼくは また どうしようもなく さみしくなって
ここからまた
にげださなくちゃ いけなくなっちゃうよ

にげだしても にげだしても
おいかけてくるっていうのなら
ぼくは ぼくじしんか
きみたちの どちらかを
こわさなくちゃ いけなくなっちゃうよ



いっしょにいることを たのしんでみようとおもったよ
ほんのすこしの あいだだったけれど
おんなじことで ふざけてみようとおもったよ
きんちょうして へんてこだったかもしれないし
たどたどしくもあったかもしれないけれど

でも がんばれば がんばるほど
いわかんは かそくするばっかりで
とうてい なじめていないって
そんなこと てにとるようにわかっていたよ






ぼくは ぼくのちいさなちょうせんを
ぼくじしんの てで
どぶに すてることにきめたんだ









ぼくが どぶにすてるすがたをみて
なきだしてしまった きみたちのうちのひとり

そのすがたをみて
ぼくは ほんとうは
ぼくが おもっていたよりは
すこしはうまくできていたのかもしれないと

よろこんでしまう ぼくは
きっと ひどいこだね




ごめんね さいごにぼくを
しあわせなきもちにしてくれて
ほんとうに ありがとう

ぼくも ほんとうは すこし
ないてしまいそうなんだけど
なかないことにしておくよ

こういうとき ないてもいいのは
ほんとうに しんけんに
このことに むきあって
なげださなかった ひとだとおもうの

ぼくは
ぐちゃぐちゃに こわしてすてて
にげだしちゃう ちょうほんにんだから

ぼくに なみだをながす
けんりなんか ないの



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[2013/11/24 00:57] ぼくのせかい 。 | TB(0) | CM(0)

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